自分探し厨の深層心理てすと【価値観辞典】

楽天三木谷浩史会長兼社長の英語は

最低限度の生活が幸せなんかじゃない。

貧乏でもやりたいことをする生活、これが幸せなのである。

題名 - 楽天三木谷浩史会長兼社長の英語は
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楽天三木谷浩史会長兼社長の英語は健康で文化的な生活を保障してくれるのか?


楽天三木谷浩史会長兼社長の英語は健康で文化的な生活を保障してくれるのか?


【背景】2010年7月、楽天三木谷浩史会長兼社長が社内公用語を英語にするとの報道がなされた。
英語かぶれ三木谷浩史会長兼社長と社内ではブーイングらしいとも。




それより前の2010年6月、三木谷浩史楽天会長兼社長は、英語ができない役員は2年後にクビにすると言っている。

これはやり過ぎだろうか。



いや、サラリーマンは独善的社長にひれ伏して生きていくしかないんだろう。

黒を白とも言うさ。



金のためなら英語も覚えるさ。

だって社長の言うことをきく以外に生きていくすべがないんだもの。



日本国憲法第25条第1項

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。



生活保護法第1条

この法律は、日本国憲法第25条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、

その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。



と定められている。

試しに日本国憲法の全文を「幸福」や「幸せ」で検索してみた。



結果はゼロである。

どのような状態が幸せなのかは憲法では定めていない。



因みに、「健康」と「平和」と「最低限度の生活」ではヒットする。



このことから、我ら日本人は、平和で健康で文化的な最低限度の生活が保障されている状態が幸せなのだろう。

それが幸せでなければ、ではいったい我らは何を目指しているのだろうか、となってしまうのだから。



さて、ところで私は仕事をしていない。

蓄えを食い潰していて、生活保護費以下の生活をしてるのだろう。



言うまでもなく、生活保護世帯は、健康で文化的な最低限度の生活を保障されている。

だから幸せなのだ。



という理屈なのだ。

???



という理屈となってしまう???

いや、それが幸せなのだろうか?



そもそも、やりたいことができない状態にあるから、生活保護を受けているのである。

それは、けっして本意なことじゃない。



一方、サラリーマンである。

彼らはやりたいことができる状態にもかかわらず、自らの選択でやりたいことをやらない状態に己を陥れている。



ここから、サラリーマンの最低賃金は、最低限度の生活を保障するものでなければならないという思想も生まれた。

ん。

そうか。



やりたいことをやっていない人間の幸せが、健康で文化的な最低限度の生活なんだ。



やりたいことをやっていない人間は不幸なんだけど、そんな場合は、

健康で文化的な最低限度の生活をもって、幸せと考えるんだよ、と定めているんだ。



でも、不幸な状態を幸せと呼ぶって、なんかへんな感じだ。

騙しだよ。

ダマし。



もはや、このロジックは破綻だろう。

そう、こんなやりたいことをやらない時代の古い価値観は見事に破綻なのだ。



最低限度の生活が幸せなんかじゃない。

貧乏でもやりたいことをする生活、これが幸せなのである。



さてさて、2010年7月、楽天の三木谷浩史会長兼社長が英語でしゃべってた場面がテレビに映し出された。

決算発表の場で、日本人を前にして英語でしゃべっている場面。



まるでそれは、東京人の前で関西弁でペラペラしゃべっているように見える。

あきらかに浮いている。


いや、自慢そうにしゃっべている姿が傲慢で憎たらしいほどだ。

傲慢な感じと言えばやはり東京弁か。



そうか、関西人の前で東京弁でしゃっべっているようなものか。

気取っていて生意気でしゃくにさわるってことだ。



東京弁も関西弁もしゃべりたければしゃべればいいのだ。

要するに自由である。



そこを、お金に直結しているから東京弁をしゃべれ、とは、これいかにである。

東京弁をしゃべれば会社は雇ってくれてお金をくれる。



ここは我慢して東京弁を習得するしかない。



東京弁の次にお金を運んでくるのは英語ときた。

英語を使えば金儲けできるのである。



第一、サラリーマンはやりたいことがないからサラリーマンだ。

やりたいこともないのに、社長にたてつけるわけがない。



社長が会社ではすべて。

その社長が英語を使えと言ってるんだ。



文句なんか言うわけがない。

英語が金かよ。



と心の中で侮蔑しながらも体は言うことをきくのである。

ここは。



これがサラリーマンの文化的な生活なのである。

そう、嫌いなことを我慢する人の文化的とは社長のいいなりを言う。



英語だけじゃない。

楽天では中国語の口座も始めている。

そう中国語もお金へと続く直通列車の切符なのである。


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私が無知なだけだろうか。

ところで、欧米の企業で公用語を中国語にしたなんて話は聞いたことはない。



中国語が金に直結しているのにである。

なぜだろうか。



社長が命令すればやりたいことをやっていないサラリーマンは言うことをきくほかないと思うのだが。

バカにするな。



サラリーマンと言っても日本とは違って年俸制で契約して誇りをもって働いているんだ。

いくら中国語がお金を産んでも、国語を捨てられるわけがないだろ。



国語への誇りが捨てられるか。

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第一、国語は、自分はなぜ働いているのだろうかっていう疑問への回答を構築するのに必要なものである。

中国語なんかで哲学するんじゃない。



国語で思考をするのだ。

なにをやりたいのかも日本語で構築できないのだ。



そんな奴が英語なんて使い始めたら、ますます社長の言うことを鵜呑みにするほかないだろう。

それよりは考えろ。



日本語で考えろ。

英語を覚えろと言われていやいやお金のために覚えてる自分って、いったい何のためにこの世に存在しているのだろうかってことを日本語で考えろ。



日本語もろくに使えないのに英語なんて覚えるんじゃない。

人から言われた通りやることのいったいどこが文化的なのか?



社長から与えられる不自由が幸せなんかじゃない。

やりたいようにやるっていう自由が幸せなんだ。

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