真実味と切迫感が十分有りっていう
命を張って誤魔化されるんだから、お金を一切崇拝しない
お役所仕事とは、元々の気合が違うのです。
題名 - 真実味と切迫感が十分有りっていう
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今は昔。
「能ある」小泉純一郎首相の顔を思い浮かべてください。
その他の「能ある」政治家達の顔を思い浮かべてください。
顔も知らない「能ある」官僚達の顔を思い浮かべてください、とは、さすがにちょっと無理ですか、と、ちょっと皮肉って見せて、さて、あなたです、あなた、あなたは彼らのことを信用できますか?
信用できますかって、一体、彼らの誰が、「日本は絶対に潰れない、私が保証する」なんてことを言ってくれてますか?
一体、彼らの誰が、そう言ってくれるのですか?
郵政民営化法案の時なんかは、「ころされたってやる」と言っていた小泉さん程のパフォーマーです、「日本は絶対に潰れない、私が命を懸けたっていい」なんてことを、言ってくれても良さそうなものですが、さすがに、これを言ってしまったら嘘ですよね。
「自分の在任中は、消費税を絶対に上げない」なんてことを言って、問題を先送りし、結果、日本の破綻を少し早める程の方ですから、「日本は絶対に潰れない」なんてことは、口が裂けても言えませんよね。
ふっ、普通の感覚の持ち主なら、ですよ。
でも、本音のところ、いつ消費税を上げるにしたって、「もう遅いよ」っていうのが、あるのかも知れません。
実際に聞いてごらんなさいよ。
小泉さんや、あなたの地元の国家議員の先生に、「日本は危ないですか」って。
「危ない」とか、「既に潰れている」とか、「君はどこの国の銀行に預金しているんだね」とか、「まだ日本にお金を置いているのかね、早く国外に持ち出さなきゃダメだよ」とか、そう答えてくれるなら、その方は誠実で正直な方です。
国会議員の先生方が、そう言ってくれるなら、真実味と切迫感が十分有りっていうところで、納得ですよね。
「こりゃ急ぎ帰って、何とかしなきゃ」っていう感じにもなりますよね。
でも、もし、「大丈夫だよ」なんてことを平気で言う方が居るとしたら、その人は、政治家の仮面を被った単なる嘘吐(うそつ)きか、単純な計算も出来ない単なるバカか、あるいは、あなたを陥れようとしている単なる悪党なのです。
話は、99.99%決まりです。日本は間違いなく破綻するってね。
「それは、いつですか」ですって?
それは見方によって違ってきますよね。もう既に、非難されている方もいらっしゃるのですから。
では、「残りの0.001%って何ですか」ですって?
国民が、収入の80%を税金や社会保障費として納め、それでも国外逃亡を謀(はか)らずに、耐え忍ぶというのであれば、もしかすると、助かる道も有るのかもしれません。
また、非現実的で絶対に有り得ない空想のお話ですが、日本から突然に石油が大量に噴出したりなんかしても話は違って来ますよね。
日本が、原爆を持ったりなんかしても違ってきます。
むちゃくちゃ打たれ強くなって、少々のことでも倒れないかもしれませんよ。
そういう有り得ない意味での0.001%です。
マレーシアの前首相マハティールさんが、遠くにある欧米を見ないで、近くの日本に学びなさいと言った「ルックイースト」政策じゃないですが、香港やスイスといった遠くを見るまでも無く、あなたのご近所をルックです(見て下さい)。
そこに在る、病院や特別養護老人ホームや老人保健施設などをルックです(見てやって下さい)。
それらの横には、必ずといっていい程、病院経営者が個人的に経営する、文房具などを扱う小さな商社のような会社が存在します。
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ご覧になれますか?
って、見える訳ないですか。だって、自宅の一室が会社になっていたりするのですから、視覚では確認できません。
病院は、経営者の自宅にある会社から、野菜やらトイレットペーパーやら、ありとあらゆる物を、市価よりもちょっと高めに購入し、病院本体に打撃を与えて赤字に陥れる訳です。
そうする理由は、病院を赤字にしておけば、税金を払わなくて済むからですね。
そうする一方で、個人経営の会社に於いても、じいちゃん、ばあちゃん、配偶者、子供や孫に至るまでの、出来る限りの身内を、形式上の社員としておいて給料を配りまくるのです。
家族が乗る高級外車は社用車と、家族が囲んで食べるフランス料理は会議の食料費という具合に、ありとあらゆるものを経費で落として税金を安くし、そのケチった分で毛皮や指輪、高級ブランド品を買うのです。
これらは、別に、自分の才覚で買った訳じゃありません。国が、いろんな物を経費として認めてくれるから、マア言ってしまえば、国が毛皮を買ってくれたようなものですね。
こんなことは、日本道路公団が傘下の関連会社を儲けさせて、本体を赤字にするようなもので、公団職員が思い付く程のことですから、日本国中、誰でも思い付き、誰でもやっているということの証左(しょうさ=証拠)でしょ
う。(失礼な言い方ですみません、日本道路公団の皆さん、どうかお許し下さい。)
2004年11月、西武鉄道グループ、コクドの株担当者であった総務部次長の遺体が、山形県温海町の海岸で見付かりました。
2005年2月、有価証券報告書の虚偽記載問題で、東京地検特捜部から証券取引法違反容疑で捜査されていた、西武鉄道の小柳前社長が自殺しました。
2005年10月、東京地裁で、西武鉄道株の名義偽装事件で、証券取引法違反の罪に問われていた、コクド堤義明前会長に、懲役2年6月、執行猶予4年、罰金500万円が言い渡されました。
このように、西武鉄道グループの株券に嘘の名義を書いて、世間を騙した関係者の内の、2人までもが死んでしまったのです。
お金のために、2人もの尊い命が失われたのです。
「命よりも大事なお金」っていう表現を、皮肉って使っていたりはするけれ
ど、本当にお金の方が命より大事だったなんて・・・ショック!ガーン!
たかがお金と思っていたのに、たかがお金のために本当にしぬんですね。
題名 - 真実味と切迫感が十分有りっていう
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たかがお金を、たかがお金にしなかった人間の存在、そして、その頭の中身、本当に怖いです。
これは別に、裏や闇の世界の話ではありません。
信用高い東証一部上場会社のグループでのお話です。
世間で羨まれるようないい会社で働いていた方々の親御さんも、喜びこそすれど、まさか死ぬとは思っていなかったでしょう。
彼らには、親も子もあったのです。
すべては考え方次第、「たかがお金」と思えば、死ぬことは無かったし、「お金は全てに優先する」と思えば、「命も軽し」となるのです。
そういや、2006年1月18日、ライブドアの企業買収にかかわったとされる、エイチ・エス証券の野口英昭副社長も自殺だって言われてますよね。
こんな風にですよ、お金のために簡単にしなれたんじゃー、当局はお手上げです。
お金が人のしよりも優先するんですから、打つ手は無いのです。
命を張って誤魔化されるんだから、お金を一切崇拝しないお役所仕事とは、元々の気合が違うのです。
西武グループは、「能ある足のある財布」のように国外へ逃げ出すことなく、堂々と日本のど真ん中に居座り続けながら、命よりも大事なお金を守って見せたのです。