自分探し厨の深層心理てすと【価値観辞典】

食品の賞味期限!消費期限偽装事件

こんなことは決して誰も言わないけれど、でも、我らはみんなが知っている。

要するに、自分がするっていうことは他人もするっていうことだ。

題名 - 食品の賞味期限!消費期限偽装事件
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食品の賞味期限!消費期限偽装事件!赤福よ!お前もか!


食品の賞味期限!
消費期限偽装事件!



2007年10月、創業300年の赤福が赤福餅の消費期限を偽って表示し販売していたことが判明。

冷凍保存していた赤福餅の製造日を、解凍した日にしていたとサ。



国民:

赤福よ、お前もか?お前までもが、国民を裏切るのか?



赤福:

国民を裏切るって、私が一体あなたの何を裏切ったというのよ。



国民:

赤福はウソをつかないって思ってたってことだよ。



赤福:

じゃー聞くけどさ、あんた、ウソはつかないのかよ?



国民:

そりゃー、つきますけど。



赤福:

ちっ、じゃー俺もお前も同じじゃないか。



国民:

私はウソをついてもいいけど、でもあんたはウソをついちゃーダメな立場でしょ。



赤福:

なぜ私がウソをついちゃーいけないの。



あんたはウソをつくくせにサ。

じゃー聞くけどさ、あんたは、古いものを店に出して売ったりした経験ないの?例えば、アルバイトなんかでサ。



国民:

したよ。ごく普通にサ。



赤福:

そら見ろ、あんたも嘘つきじゃないか。



国民:

でも、だってそんなの、言わなきゃ分かんないし。



第一、少々古くったって食べられるし、捨てたらもったいないもん。

それに、捨てたらお金にならないじゃない。



赤福:

そら見ろ。

俺もお前も同じだよ。




国民:

私があんたと同じだって?



赤福:

そう、同じだよ。



あんたはお金のためなら、他人はどうなってもいいと思ってる筈です。

そうじゃないの?正直に答えてよ。



国民:

んー、お金のためならどうなってもいいかな、そりゃ事実だけど。

でも、どうなってもいいって言っても、別に少々古いものを食べても死ぬ訳じゃないし。



赤福:

そら言った。あんたも俺も同じ穴の“むじな”なんだよ。

国民の期待っていうのは、お金のためなら、他人はどうなってもいいってことなんだ。



国民:

そうか、それが国民の期待なのか。



私も、あなたも国民だ。

その国民が、等しくお金のためなら他人はどうなってもいいと思ってるんだ。

じゃーあんた、国民の期待に沿ってる訳じゃん。



赤福:

そうだよ。

私は国民を裏切っちゃいない。



国民の期待通りに行動してるんだ。

国民が、他人はどうなってもいいと言うから、私もお金を儲けてるだけなんだ。

何か文句ありますか?


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そして赤福は偽装を認めた。

認めたけれど、現実社会では、こんな露骨な本音は口が裂けても言わない。



こんなことは決して誰も言わないけれど、でも、我らはみんなが知っている。

要するに、自分がするっていうことは他人もするっていうことだ。

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自分がお金のために偽るならば、他人もお金のために偽るのだ。

他人は偽った商品をあなたに売りつけ食べさせる。



あなたも偽った商品を他人に売りつけ食べさせる。

ということは、偽られたことを承知で食べていたんだ、我々は。



最初からそう知ってるならば、大袈裟に騒ぐんじゃない。

騒ぐんなら、最初からお金には魂を売らずに正直に生きろ。



まず、あなたが真実を見せよ、そうじゃなきゃ、他人へはあなたの正直な心は伝わらない。

伝わらないなら、騙し合いは永遠に続くのだ。

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