自分探し厨の深層心理てすと【価値観辞典】

クーラーなしで夏を乗り切る方法!

今夏もクーラーなしで乗り切る。

クーラーなし生活13年目である。

題名 - クーラーなしで夏を乗り切る方法!
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クーラーなし生活!クーラーなしで夏を乗り切る方法!


クーラーなし生活



今夏もクーラーなしで乗り切る。

クーラーなし生活13年目である。



夏を乗り切る方法は、根性だろうか。

慣れることともいえる。



昨夏はクーラーなし、扇風機なしで乗り切ってみせた。

だから大丈夫。

今夏もクーラーなしで夏を乗り切れるさ



私はこの夏をクーラーなしで乗りきった。

というのも、好きなことがやりたいがために、収入を得る当てもないのに早期に退職してしまったからだ。



だからなんとなく遠慮してクーラーを使う気にならない。

誰に遠慮してって、世間様の一生懸命に働いているサラリーマンに対してだろうか。



いわゆる「お天道様に顔向けできない」っていうやつだろうか。

そっ、そこまで卑屈になることもないと思うけど、まあ目立たぬようにという気が働く。



おかしなものである。

もうサラリーマンじゃないんだから、「目立たぬように働かずのらりくらりと行く」なんていう処世術は必要じゃないのに。



でも、目立つようにというか、普通に行動すれば、どこに行っても女性ばかりで大賑わい、

働き盛りの男性が街中をぷらぷらしてるなんてことは、まずはないのである。



退職早々結膜炎を患ったが、病院はじいちゃん、ばあちゃんで繁盛していた。

ここには私のようなおっさんの居場所はない。



ランチタイムは混むだろうから、それを外して食事にいけば、ここは女性たちで大繁盛。

なんか、お金の臭いのしない優雅な会話をしているのである。



日本人て金持ちなんだな、と思う瞬間だ。

こうやって呑気にセレブごっこで遊んで暮らせるんだから。



落日日本なんてものはここにはない。

平和で呑気な金持ち日本なのである。


題名 - クーラーなしで夏を乗り切る方法!
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そうそう、クソ暑い夏の話だった。

じゃー、いっそのこと今年の夏はクーラーなしで乗りきってみるか、という決意に至った。



人間が意志の力だけでどこまでやれるかというのを試すのも面白い。

と、挑戦したもののこの夏は、113年の統計上最高に暑い夏だったのである。



気象庁は、今夏(6月~8月)の全国の平均気温が平年より1.64度高く、1898年(明治31年)の統計開始以来最高だったと発表したのだった。

特に8月は平年を2.25度も上回ったようなのだ。



観測史上最高にクソ暑い夏だったのか。

なるほど。



こちらも命懸けなのか。

さて、どのように夏を過ごしたか聞いてみたい?



聞いてみたくない。

そうだよね。



聞いてみたくないよね。

そんなの聞いたところで実践することがないんだから。



普通はどんなに貧乏であってもクーラーをつけるのである。

クーラーを買わない貧乏人はいない。

この呑気な日本では。



空気を吸わない人間がいないように。

水を飲まない人間がいないように。



塩を摂取しない人間がいないように。

クーラーをつけない人間はいないのである。



と、関心がないなら、じゃー勝手にしゃべるけど、っていう調子でいかしてもらうけど、ほんと物凄い暑さだった。

あっ、それから付け加えておくけど扇風機という文明の利器もなしだ。



クーラーで冷え冷えしてる映画館に天国気分を感じに鑑賞に行った帰りに貰った「うちわ」ひとつ。

これひとつで戦ったのである。



中旬に映画館に行ったけどそこはもう天国じゃなかった。

クーラーの効きは返って寒くて、天国としての値打ちはもはや失っていた。



あのクソ暑い夏だからこそ映画館は天国でいられたのだ。

って、何を言ってるのか分からないでしょ。



クーラーがいつもあったら感じないんだよね。

クーラーの有難さがサ。

あの極上の喜びがサ。



このクソ暑い夏には目覚まし時計は必要ない。

朝は暑さで目が覚める。



で、一度起きたらもう二度とは寝られない。

暑くて寝られたもんじゃない。



それと蝉。

あのがちゃがちゃが、いやぎゃーぎゃーだろうか、クソ暑さを一層パワーアップさせて、脳みそを揺らしまくって寝れやしない。

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会社勤めをしていた頃はなんだかんだいってもやっぱり、あそこは天国だ。

節約のために冷房の温度設定も28度だったと思うけど、でもそれで十分人間らしい環境である。



そう思うよ。

サラリーマンはそれだけでも幸せに思わなきゃ。

それとも、ごく当たり前に存在していて、いつもどおりにあるものには感謝できないか。



日中は外へは出られない。

出ようものなら太陽光線で焼き殺されちまう。



まあ、夏の間は日中ほとんど外出は不可能だ。

なまった体に散歩のエクササイズを加えるのは、やはり夜になってからとなる。



とはいっても、汗はかく。

だから帰ってきたら即シャワーだ。

って何回目だろ。



そう、一日に10回はシャワーを浴びないと一日はやり過ごせない。

実際、汗をかきながら寝ることはできない。



いっそのこと、寝られるほどに無神経だったら幸せなのかもしれない。

でも、寝ながら汗が流れる感覚を無視して寝るのはどんなに無神経でもやっぱり不可能のように思われる。



だから、布団の上には、すぐに取り換えられるようにあらかじめバスタオルを何枚もひいておく。

そうじゃないとすぐにべたついて寝られやしない。

という具合に、夜はなかなか寝られない。



もちろん昼は絶対に寝られないというのが、この夏である。

じっとしているだけで汗が噴き出てくる。



ちょうどサウナである。

これは本当の話だ。



夜でも汗が噴き出てくるサウナである。

昼間はもっとすごい豪華版サウナだ。



息が荒くなってくるのが分かるのだ。

動悸も激しくなる。



なんだ。

なんだ、なんだ、これは。



暑いってだけで死にそうになってるじゃないか。

こんな状態で外出なんかしたらころりと行くんだろう。



いや、部屋の中にいたって熱中症になるというのだから、あれは熱中症の入り口にいたようなものだったのかもしれない。



んっ。臭い。

臭いぞ。



と脇をクンクン嗅ぐけど、先ほどシャワーを浴びたばかりである。

そんな数秒で臭くなるわけがない。



くんくん。

くんくん。



んっ、この寝床か。

って、もうこの辺で止めておく。

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