自分探し厨の深層心理てすと【価値観辞典】

成功し続ける勝ち続けるとは何か?

お金を残した親にしても、子供をお金の鎖で繋いでおいて、

「自由に羽ばたけよ」とは勝手ですよね。

題名 - 成功し続ける勝ち続けるとは何か?
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今は昔。




お金とは何ですか?

成功し続けるとは何ですか?



勝ち続けるとは何ですか?

高学歴とは何ですか?




ご心配あれ!

これらの答は、親が我が子に教えない限り誰も何も教えてくれません。



学校の先生なんて何も教えてくれませんし、「近頃の若い者は」なんてことを言っている、近所のおっさん連中も何も教えてくれないのです。



家庭での教育の重要性なんかを、テレビで偉そうに言っている評論家達も、結局のところは何も教えられません。

この世の中に、教えられるだけの力量を持った人間は、親以外には存在しないのです。




これを読んでいるあなたが、今、子供であるのなら、あなたの親のことを考えてみてください。

あなたは、あなたの親から「お金とは何か」の答を教えて貰ってますか?



教えて貰ってないのなら、あなたの親のそのまた親が「お金とは何か」を教えていないからです。

何百年と世代を辿(たど)ってみても、「お金とは何か」を教えた親が存在しないのです。




では、あなたのやるべきことは何でしょうか?

親が教えてくれないのだから、「お金とは何か」の答を独力で見付けるしかありませんね。



当方を利用するなり、本を読むなりして、答えを運良く見付けられれば、それを未だ見ぬ子供へと教えてあげることですね。

それが、あなたに出来ることですよ。お分かりですね。




では次に、今現在、あなたが誰かの親であるのなら、あなたは、あなたの子供のことを考えてください。

「お金とは何か」を教えられていないあなたの子供は、果たして、そのまた子供へ「お金とは何か」を教えることが出来るでしょうか?



そのまた子供はどうですか?そのまた子供は?

それでは、今、あなたの出来ることは何でしょう?



お金とは何かの答を自分の力で見付け出して、子供に教えてあげることじゃないでしょうか。そうですよね。




我々は、己の親から教えられたように、高学歴を獲得すること、お金を多く稼ぐこと、成功し続け勝ち続けることを、我が子に教えます。

さて、そのようにして教えてきた価値観に、共通するものは何でしょうか?



お分りですか?

そう、そうです。



これらに共通して言えることは、追い求めても上には上があり、キリが無く底無しだということです。



高学歴の上には必ずもっと高学歴があり、金持ちの上には必ずもっと金持ちがあり、成功の上には必ずもっと成功があり、勝ち続ける上には必ずもっと勝ち続けるがあるのです。




我が親は我に、我も我が子に、追い求めても答えがなく、一生涯欲求不満で永遠に満たされない価値観を、ずっと教えて来ていた訳ですね。

いくら求めても絶対に幸せにはなれない、そんな闇夜の地獄へと我が子を陥れていた訳ですね。



いい加減何十年と生きて来た挙句の果てではありますが、我らはそんなことしか我が子に教えてあげられていなかったのです。




親は追い求めて、さ迷い、幸せになりきれずに諦め、我が子へと夢を託し、取り敢えずということで、お金と学歴の価値観だけは教え込む、教え込まれ た子供はまた、追い求め、さ迷い、幸せになりきれずに、また我が子へと同じことを教え込む。



我々は、学校でさんざん勉強してきた筈なのに、肝心なことは何ひとつ学習していなかったのですから、恥ずかしい限りですよね。

と申しますか、このことは盲点と申しますか、そういう視点をまったくといっていいほど持っていなかったと申しますか、要するに欠落していたのです。




幸せになりきれなかった親は、子供の幸せの足しにと考え、お金を残します。

お金を受け継いだ子供は、更に己の子孫にお金を残そうとして、己の人生の充実よりも、お金の維持を優先させます。



お金を引き継いだ瞬間に、鎖で繋がれたようになり、とてもじゃないけど、己の幸せなんて考えられる環境じゃないっていう感じになってしまうのです。



お金を残した親にしても、子供をお金の鎖で繋いでおいて、「自由に羽ばたけよ」とは勝手ですよね。

羽ばたける訳が無い。


題名 - 成功し続ける勝ち続けるとは何か?
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何にせよ、このように、お金を追い求めることが、その家系を存続させる最大の理由となっていくのです。

求めても求めても幸せになれない、そんな呪われた家系の出発点は、実は、あなた自身だったのですよ。お気付き下さい。



だって、断ち切ろうとすれば、あなたの代で断ち切れるのですから。

このことからは、逃げないで下さいよ。目を背けないで下さいよ。お分かりですよね。




お金で足を繋ぐより、もっと自由が利くようにと、すごく頭のいい村上さんの親御さんは、お金の現物を残すことより、小学校3年生の時に100万円 という大金を渡して、お金を増やす方法を教えるといった、「お金がすべてである」という考え方そのものと、「お金を稼ぐスキル」を身に付けさせます。



お金そのものを残すよりは、賢いやり方と言えますか。

もっとも、大金を残したところで、当局に相続税として、ごっそりと持っていかれるだけですからね。



そんなのは、バカらしいですよね。

それじゃー、相続税を払わなくてもいいように、お金を稼ぐスキルの伝授を遺産としようじゃないか、ということなのです。

うーん、なるほどね。お金を稼ぐスキルには、課税のしようがありません。

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でもこれって、「お金こそすべて」という考え方に、依然として繋がれたままじゃないですか。



確かに、ただお金を残したり、「お金こそすべて」という思想を残すよりは、お金を稼ぐ方法を伝授する方が、頭のいいやり方かもしれませんが、それよりももっとイケテル方法として、「お金はすべてじゃない、好きなことをやることがすべてなんだ」ということを教えるっていうのはどうですか。



だって、「お金がすべて」って言われても、じゃー、一体いくら稼げばいいの、っていう壁にぶち当たって、出口無きブラックホールに迷い込んじゃうでしょ。



答え無き谷底に、ライオンのように我が子を突き落とすよりは、探せば必ず答の見付かる、「自分の好きなことって何だろう」っていうことを教えるのはどうよ。




過去、「お金こそすべて」という価値観の多くの人々は、お金を稼ぐプロセス自体が楽しくなるようにと、色んな工夫をしてきました。



お金を増やすとは、ただ預金通帳の数字が増えるのを待つような、とても味気ないものなのですが、パチンコや競輪、競馬といったような興奮できる仕組みを作って、お金が増える課程自体に熱狂できて楽しめるようにしたのです。



更にもっと高度な知的ゲームのように、株式投資やM&Aなども考案したのです。

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