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ひとり映画シネマレビュー インセプション(Inception)
2010年8月8日(日)鑑賞
インセプション(Inception)は人類が考え得るストーリーの限界を超えてしまったようだ。我らの頭ではこうはいくまい。
インセプション(Inception)
映画インセプション(Inception)を観ました。
英和辞典では、inceptionは、
1 初め、 始まり、 開始.
2 学位受領、学位授与式
との意味であるとか。
なんだろうか。
何かが始まるという意味でいいのだろうか。
とそう思っていた。
物語は東京から始まった。
そして何やら始まった。
しかしどうにもいけない。
映像と字幕を同時に追うのがどうにも忙しすぎる。
しかも内容はとてつもなく複雑と来ている。
前半戦はあくびが出てしまうほどに、といっても別に涙が出るほどに退屈なわけじゃなかったが、内容の難しさゆえにお手上げとなってしまった。
ここに、映画の内容を把握しようとするのを諦めた。
映画にこの身を委ねてみようと考えた。
分からないまま終わってもいい。
インセプション(Inception)が駄作だったってことなだけだ。
私が悪いんじゃない。
一生懸命に映画を見て、それでも意味が分からなかったんだ。
仕方がないじゃないか。
っていう具合に後半は映画にのめり込む作戦に出た。
かくして、せかされる様で、徐々に盛り上がっていく抑揚のある音楽とともにどんどんと私は映画の世界に落ちていくのであった。
天井知らずと思わせるほどにどんどんと音楽は場面を盛り上げる。
それに併せてもどんどんと場面展開も盛り上がっていく。
さて、なんという映画であろうか。
人間の才能とは凄いものだと日頃感心させられることがある。
人間の想像力には限りがないものだとも日頃思わされてきた。
凡人の思考を超越した創造物を目の前にするということは、こんなにもハッピーなことであったのか。
そして、超越するとは言っても、ここまで人間の想像力とは超越できるものなのだろうか。
超越し過ぎると、人間とはぽっかりと口を開けて見ているしかないようである。
そして無言。
無言。
映画館中無言である。
みんなは、ただただ映画にのめり込むしか仕方がないようである。
宙に浮いたままの迫力あるアクション。
緻密に練り上げられた多重構造の夢の世界。
空間が変形し崩れ落ち爆発する大スペクタクル。
本当に私のような凡人の想像力を、はるかに超越している映画であった。
主人公のコブ(レオナルド・ディカプリオ)は、人の夢に入り込みアイディアを盗み取る企業スパイ。
彼に渡辺謙が仕事を依頼することから、野心的で困難なミッションと想像を絶する夢の世界が始まるへ。
コブの妻モルには、マリオン・コティヤール。
夢の世界を構築するアリアドネにはエレン・ペイジ。
他人になりすましターゲットの思考を誘導するイームスにはトム・ハーディ。
夢の世界を安定させる鎮静剤を作るユスフのディリープ・ラオ。
監督・脚本・製作はクリストファー・ノーラン。
あっそうそう。
インセプションとはアイディアを植えつけるという意味となっていた。
2010年8月10日(火)よかったので再び鑑賞
やはり人間が想像できうる限りのストーリーをゆうに超えてしまった映画だった。
人間とはここまで思考できるんだ。
やっぱり映画館中みんな黙ってた。
しゃべってる人がいませんでした。
なぜかって。
アメリカではレオナルド・ディカプリオ主演の映画で初動一番の興行収入って言ってたけど。 タイタニックを抜いているんだ。初動だけどね、でも凄い。
しゃべってる暇がないし、引き込まれてしまうからだ。
出演した俳優たちも、今自分は何をどのようにしているのだろうか、と複雑すぎて分からなかったみたいである。
また、監督の天才ぶりに惚れ込んでしまったようだ。
とにかく人知を超越したもの凄い映画だった。
天才ってやはりすごいな、絶句だよ。
私はもうサラリーマンじゃないから何をするかは自分で決めなきゃならない。
誰も何にも命令してくれないから。
今後はずっと自分で目標を定めて創造し続けなきゃならない。
凡才は創造で苦しまなきゃならない。
凡才のつらいところだ。
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