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時間泥棒・夢泥棒 - 提供「価値辞典」

時間泥棒・夢泥棒!仕事を辞めようとした場合、転職しようとした場合、新しい事業を起こそうとした場合、資格を取得しようとした場合、金儲けをしてやろうとした場合等々、とにかく有りとあらゆる機会に時間泥棒・夢泥棒の邪魔はやって来ます。

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時間泥棒・夢泥棒 - 提供「価値辞典」


時間泥棒 夢泥棒


何かを始めれば、忽ち周囲から雑音が入って来るなんてこと、よく有る話です。

自分としては、内なる雑音をはね除け克服し、行動を起こすところまで漕ぎ着けてはいるのですが、外部から次なる邪魔が入って来るといった具合。




自分の内なる弱気、不変主義、安定主義、安全主義、ことなかれ主義、現実逃避等に打ち勝ったとしても、次の段階には、外部からの邪魔が、人へ相談をした時等に入って来たり、頼みもしないのに突然強引にやって来て、間違いを指摘したり、欠点を論(あげつら)ったりするのです。




仕事を辞めようとした場合、転職しようとした場合、新しい事業を起こそうとした場合、資格を取得しようとした場合、金儲けをしてやろうとした場合等々、とにかく有りとあらゆる機会に、邪魔はやって来ます。




「止した方が良い」

「貴方には無理だ」

「遣ってもうまく行かないだろう」

「そんなことをして何の得になる」




などの言葉に始まり、




「貴方は何も分かっていない」

「何の面白さも感じない」

「貴方のレベルは低い」

「不愉快を感じる」

「とにかく何も感じられない」




などの批評批判、誹謗中傷、嫌がらせがやって来るのです。




「止した方が良い」と言う人に、よくよく話を聞いてみたりすると、大抵それらは、「誰かがそう言っていた」とか、「何かにそう書いていた」などの何の根拠も無く、意志薄弱で自分自身の言葉ではない借り物の言葉だったりするから困ったものです。




「こんないい加減な言葉に負けて堪(たま)るか」




そう思ったりもするのですが、世の中のりっぱな社会人と称される方々は、次のような言い方をするのです。




「世の中には色々な人が居るのだから、そのことを踏まえた上での行動を取るべきだ。従って、いい加減な言葉に対しても、個性を押し殺し、割り切って対処するべきなのだ」

と。




余程、会社で顧客から、それとも、上司から嫌なことを言われているのでしょう。

それらには、一切動じない、ストレスの原因にすらならない、と言わんばかりのりっぱな大人の振る舞いです。




「そんな分かった風なことを言っているから、現状から抜けられないんだ」

そうは言ってみても詮無いこと。




彼らは、現状に居ることを自ら選択しているのだし、そのような思考をするから現状を変えられないことに、気が付いていないのですから。




ともかく、頼みもしないのにやって来る雑音は、やる気を削ぎ、我々を意気消沈させます。

多少の落ち込みようで立ち直ることが出来れば、まだ御の字というものであって、これらは、時には、前に進むことに恐怖を覚えさせ、我々を潰してしまうこともあるのです。




それほどひどいものは、時間泥棒(Time stealer)と呼んでしまうことに致します。

人生の貴重な時間を、彼らの邪魔立てによって盗まれてしまうのですから。

邪魔立ての言葉を聞くだけで、大きな時間の損失。




その上、その言葉に振り回されるようなことになってしまっては、時間の損失はより大きくなるのです。

また、時間を盗まれるだけで済めば、まだ良い方かもしれません。




雑音によって立ち止まり、そして、前進することを止めてしまった場合には、夢泥棒(Dream stealer)と呼ばざるを得ません。

歩みを止めることによって、せっかく取り組んでいる夢を実現する可能性が無くなってしまうのですから。




りっぱな大人達の言うとおり、個性を殺してしまって、雑音や邪魔に対しては何も気にせず、無視してしまおうか。無視すれば、時間も盗まれなくて済む。

「そうだ、無視をして、そして、前進すれば良いではないか」




「いや、待てよ。りっぱな大人達が、無視をした上で、前進をしている姿なんか見たことがない」

割り切ったりっぱな大人と呼ばれているけれども、結局は、生気の無い顔をして、現状維持にあくせくとせざるを得ないだけじゃないか。




割り切るとは、我慢するということであって、これの何処に、前進するパワーが秘められていると言うのか。

雑音や邪魔に慣れて、何も感じなくなってしまっては、現状から前進するなんてこと、とてもじゃないけど出来やしない。




出来ることと言えば、我慢する位だ。

ひたすら我慢するよりは、このような理不尽に対しては、大いに怒って、その怒りのエネルギーを前進する力に変換してやれば良いじゃないか。


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