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ビッグマック指数とは何か?購買力平価とは?購買力平価説!
ビッグマック指数とは
購買力平価説
イギリスの経済専門誌「エコノミスト」によって考案されたビッグマック指数(Big Mac index)とは、各国の経済力を測るための数値のことで、マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較するものである。
ビッグマックといえば全世界のどこで行っても同一品質のものが食べられる。
そこには各国で調達された原材料や店舗に費用、光熱水費、店員の労働賃金が価格に反映されていて国の総合力を見るのに適しているというのが基準とされた理由である。
スウェーデンの経済学者グスタフ・カッセルの購買力平価説(こうばいりょくへいかせつ)によれば、物やサービスの値段は、同一品質の同一商品の価格はひとつに決まるというのである。
各国の通貨の購買力は、財やサービスが自由に取引できる市場では、同じになるという、いわば一物一価の法則である。
2010年10月13日現在の為替市場レートでの各国のビッグマックのアメリカドル換算での価格は、日本3.91ドル、アメリカ3.71ドル、中国2.18ドルとなっている。
2010年10月といえば、1ドルが81円近辺で推移していて15年ぶりの円高に日本中が喘いでいる頃であるが、ビッグマック指数からすると、多少円高が進んでいるということになる。
また、中国の方は、元がかなり過小評価されていると言えるのである。
なお、購買力平価とは、ビッグマック指数とは違って、より多くの商品やサービスを含めて計算された指数となっている。
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