パブロフの犬を責められるか?
ソ連の生理学者イワン・パブロフは、犬にエサを与える時に必ずベルを鳴らすようにした。すると犬はエサも無いのにベルが鳴っただけでよだれを垂らすようになった。世に言うパブロフの犬の条件反射の実験である。
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突然ですがあなたはパブロフの犬です。
パブロフはあなたに学校で勉強を教え続けました。そしてパブロフは言い続けた、一流大学へ行けと。そしてあなたはいい点数を取っただけでよだれを垂らすようになった。
またパブロフは、こうも言った。人生はお金であると。お金が人間を幸福にし、お金ですべてが手に入ると。そしてあなたは通帳の数字を見ただけでよだれを垂らすようになった。
さて、お考えください。
あなたをこんなにイケテナイ人間にしたのは誰のせいでしょうか。パブロフでしょうか?いや、あなたは犬じゃない。だから自己責任ていうことで、やっぱりあなたでしょうか?
パブロフが悪い!いややっぱり、パブロフの犬が悪い!

パブロフが悪い。
あなたに画一的価値観、成績こそすべて、一流大学こそ人生、を教え込んできたパブロフ。
選択肢の範囲で言えば、犬とほとんど変わらない子供のあなたにとっては、パブロフには抵抗できまい。
逆らっては、パブロフに殴られるだろう。バカ扱いされるだろう。人間として失格の烙印を押されるだろう。
子供がパブロフに逆らうのは至難の技。
時には死を意味するのかもしれない。
命を掛けた決戦となることだろう。
でも、パブロフが悪いんじゃない。
あなたを地獄に落とし込むパブロフは、ただバカなのだ。
あなたに数字の喜びと札束の喜びしか教えられないバカなのだ。
だから、バカとして付き合うべきだ。
そして、バカの影響下をくぐり抜けたら、自由に羽ばたけばいい。
今までの偽りの人生を投げ捨て、真に人生を謳歌すればいい。
パブロフの犬が悪い。
パブロフの犬が体制に抗(あらが)えるか?
と思うけど、どんなに無能な教師や無知な親に育てられたとしても、ここはやはり、パブロフの犬にまで成り下がった、あなたの方が悪い。
あなたは犬じゃない。
自分で考えることのできる人間なんだ。
今は、いい成績をとって喜んでるけど、でも、本当の幸せを見付け出し、その暗黒の迷路から脱出する方策を見付け出さなければならない。
そして、それを成り遂げられるのは、やはりあなたの英知でしかない。
今は、札束を見てにんまりとしてるけど、でも、本当の価値観を見つけ出し、その忌まわしい洗脳者から解き放たれなければならない。
そして、そんな器用な芸当ができるのも、やはりあなたの「気付き」でしかない。
まとめ
ホントはどちらも悪くないんだろう。
ただ両者は無知なだけなのだ。
無知なるがゆえに悲しい結果をもたらしているのだ。
ああ、なんたる悲哀か。
無知なる悲哀に、パブロフも、パブロフの犬も涙するのみ。
だれか助けてあげて。
無知って悲惨です。
無知って罪なことです。
パブロフの犬はやがて成人し、パブロフとなり、わが子であるパブロフの犬を教育する。
そのパブロフの犬はまた大人になって、因果はめぐり、ふたたびパブロフの犬を教育する。
世の中、みんなイケテナイ。
世の中、みんなバカばかり。
この呪われた因果を断ち切るにはどうすればいいの?
教師は、いい成績を追い求めることこそ、正義であると思ってる。
生徒も、ただひたすらに、ただがむしゃらに、いい成績を追い求めることが、自分のためであり、自分への期待に対する唯一の返礼の仕方だと思ってる。
じゃー、こうしよう。
この問いにぶち当たったあなたが、今、パブロフであるなら、パブロフの方から断ち切ろうじゃない。
あなたが、パブロフの犬であるなら、パブロフの犬から断ち切ろう。
そう、自分は正しいことをしているんだと、そう思ってる無知なる人を頼っても埒は明かない。
だから自分から率先して断ち切るんだ。
あなたは、パブロフさんですか?
じゃー、パブロフさん、あなたの方が悪いです。
そちらのあなたは、パブロフの犬さんですか?
じゃー、パブロフの犬さん、あなたの方が悪いです。
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