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あなたは蟻とキリギリスどっち?

サァーお選び下さい。あなたは蟻さんですか?それともキリギリス?その日その日を楽しく生きる享楽主義者ですか?それとも、より良き未来のために今日を犠牲にして生きる禁欲主義者ですか?

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サァーお選び下さい。

あなたは、その日その日を楽しく生きる派(キリギリス)ですか?

それとも、より良き未来のために今日を犠牲にして生きる派(蟻)ですか?

サァーどっち?

2400人 

1328人 



・・・

サァー如何だったでしょうか?

あなたは蟻さんだったでしょうか?それともキリギリスさん?

その日その日を楽しく生きる享楽主義者でしたか?それとも、より良き未来のために今日を犠牲にして生きる禁欲主義者でしたか?





むかーし、昔、或る所に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

・・・

そして、末永く幸せに暮らしたとさ。

おしまい。

とマア、子供のころ聞かされた昔話は、こんな感じでしょうか。



これら昔話には、人生訓めいたものが必ずと言っていいほど仕掛けられていて、我々の良き道しるべとなりました。

すなわち、おじいさんやおばあさんは、「幸せとは何ぞや」ということを、教示してくれたのです。

結論から言ってしまえば、家族が仲良くのんびりと、好きなことをやって生きること、これこそが「末永く幸せに暮らしたとさ」となるんだ、ってことを教えてくれたのです。

そう、要するに、幸せとは家族だよ、ってネ。





戯(たわむ)れに、これを現代版に創り直したとしたら。

ときは現代、東京は六本木に、ヒルズ族という若者達が住んでいました。

・・・

そして、むちゃくちゃにお金を儲けたとさ。おしまい。

となりましょうか。





これも、そうそうに結論から言ってしまえば、むちゃくちゃにお金を儲けること、これこそが人間の価値なんだ、ということを我々に教示してくれているのです。

我々現代人に、幸せの概念を教えられるほどの知恵者は居ないんだ。

だから、そんな難しいことは考えないで、世の中、何でもお金で買えるんだから、むちゃくちゃお金を儲けりゃいいじゃないの。

いっそのこと、幸せとやらも、お金を積んで買っちゃえば。






さて、これら昔話の違いがお分かりになりましょうか。

昔版昔話は、我々に幸せの価値を指し示してくれてますが、現代版昔話は、ただむちゃくちゃにお金を儲けろと言うことのみ。

家族とのんびり、好きなように暮らすという、人生最大最高の幸せの価値観は価値を失い、むちゃくちゃにお金を儲けるという、昔むかしには価値の無かった行為が、今この瞬間には幅を利かせているのです。

お金は、使ってこそ幸せを感じられるんでしょ。

なのに、お金を儲ける行為自体の、一体どこに幸せが有るって言うのよ?


 

現代版の昔話は、幸せの価値観を提示せずに、ただただ無茶苦茶にお金を儲けるために生きろ、生きてお金を無茶苦茶に儲けろ、って言ってるんでしょ。

どうやら我々は、とにかく無茶苦茶にお金を儲ければいいらしい。

 




さて次に、西洋の昔話、蟻とキリギリスというイソップ童話です。

キリギリスは確か・・・確かって、この物語を知ったのはとっくの昔のことですから、ハッキリとは覚えていないのですが、確か、バイオリンを弾いて歌を歌っていたような。(違ってたら、すみません。)

しかも、一生懸命働いている蟻を尻目にです。





そう、まるで、一生懸命お金のために働いているサラリーマンを無視し、自然を愛(め)で遊びに興じる金持ちのように。

夏のクソ暑い最中に、もっと厳しい老後の蓄えにと、せっせとお金を稼ぐサラリーマンを、バカにする必要性も無いか、暑けりゃ涼しいところで昼寝をし、夜になったら月を見て、星を見て、歌を歌って踊り明かす、そんな金持ちのように。

やりたいことや家族を捨てて得たお金は、ゼロ金利政策で目減りする、そんなサラリーマンを、蔑視する必要性も無いか、中国株で大儲け、さらに元高で大儲け、今日はドバイでショッピングという金持ちのように。

老後になったら年金は無し、蓄えたお金も底をつく、そんなサラリーマンもこの世の中には居たんだ、投資したお金はいつの間にか100倍に膨れ上がり、明日からは河口湖の別荘暮らし、その次は豪華客船でカリブ海をクルージングでもしようかな、ってな金持ちのように。





さて、蟻とキリギリス、あなたはどちらが幸せだとお思いですか?

後先のことは考えず、やりたい放題している享楽主義的キリギリスでしょうか?

未来のために、今を犠牲にして生きている禁欲主義の蟻の方でしょうか?





享楽主義者とは、人生は楽しみのためにあるのだとする人生観の持ち主達です。

と言えば、大抵の人はギャンブルや犯罪に走る人達のことを思うのでしょうね、きっと。

あるいは、身を持ち崩し(酒や女に溺れ)、身上(しんしょう)を持ち崩す(財産を使い果たす)、そんな風に、身を落としたり、身を滅ぼしたりする人々のことを思い浮かべるのでしょうね、きっと。

方や、欲望を抑えることを禁欲と申しますが、ここにおいては特に、お金のために自分のやりたいことを抑えて、嫌いな仕事をする人々のことを言うことにしましょう。

それじゃー、享楽主義者も、後先考えずにギャンブルや犯罪に走る人達のことを言うんじゃなくて、先が読めるから今を楽しめる、先読みできるから今嫌いなことをしなくて良い、そんな頭の冴えた人達のことに致しましょう。





私達は幼き頃、その日その日を一生懸命に生きて来ました。

いつ死んでもいいかのごとく、その日一日を目一杯楽しく生きて来たのです。

未来のために今日を犠牲にするなんてことは、これっぽっちも考えなかったし、実際しませんでした。

何故なら、未来のために今日一日を犠牲にする、そんな価値の無い今日一日を送っていなかったからです。





同じく、もう未来なんて幾ばくも無い定年退職の後。

そう、今日一日を犠牲にする価値も無い、そんな未来しか残されていない定年退職後です。

もはや、価値の無い未来しか残されていないなら、今日一日を楽しく精一杯生きるしかありません。

何たって、もうやり残しているのは、死ぬことだけなんですから。ここに至っては今を楽しむしか無いのです。





しかし、より良き未来なんか考えない、子供と高齢者に挟まれた10歳から60歳です。

価値有る未来を抱える彼らは、今を犠牲にして生きます。

一流大学へ進学し、一流の会社へと就職して、お金を儲け、より良き老後を迎えるために、学生さんは今日一日を捨てて勉強します。

なんと、今日一日の価値の無いことでしょう。





サラリーマンも、より良き老後を迎えるために、今日一日を犠牲にして働きます。

なんとも意味の無い、味気ない今日一日を送っていることでしょうか。

なんと悠長で鈍感で、先読みの出来てない人達なのでしょうか。





でも、彼らも、逆から言ってしまえば、金持ちも羨むほどの贅沢者。

何たって、捨てるほどに有り余った時間を所有する、時間持ちなんですから。

10歳から60歳までの、人生でもっともおいしい期間を捨ててしまえるのですから。凄いとしか言いようが無いのです。



彼らは、順当に大学まで進めば、何と、10歳ぐらいから22歳ぐらいまでの貴重な今という瞬間瞬間を、より良き未来のためにと称して、「勉強をする」というゴミ箱に捨てるのです。

何故だ?

どうしてだ?





ねえ先生、教えてよ。

私達は何故勉強しなきゃいけないの?

ねえ?



「ぼくちゃん、それはね、より良き未来のためなんだよ。」





って、あの野郎。

この世の中の、一体どこに「より良き未来」なんてものが有るんだ。

今となって分かったけれど、あの野郎は、より良き未来なんか無いのが分かっておきながら、ウソを教えやがったんだ。

まんまと我らを騙したんだ。

何にも知らない子供だと思って。

詐欺士野郎が。





って、いや、待てよ、詐欺は成立しないか。

だって、騙そうという意思が無かったんだから。





だって、詐欺をするっていうことは、より良き未来が無いっていうことを知ってなければいけません。

でも、彼らに、そんな先のことまで見通せる訳が無い。

先のことなんて考えずに、お金のために教師をして、今日一日を捨てていた彼らです。

知っていた訳が無い。

それとも、もしかして、いい年こいて、より良き未来の有ることを本当に信じていたのか。

より良き老後の有ることを信じて、今を犠牲にして教師をしていたのか。






そうか、先生も私達と同じく被害者だったんですね。

そうだったんでしょ、ねえ先生。





10代・・・

より良き未来のために、今を犠牲にし、我慢して勉強してきました。

即ち、より良き未来に、一流会社に就職して、より多くのお金を稼ぐために勉強したのです。





20代・・・

10代の頃、より良き未来だと思っていた一流の会社へと就職。

でもここは、より良き未来なんてもんじゃなかった。

ここは、好きなことを諦め、お金のために嫌いなことを我慢してする、地獄です。

仕方が無い、じゃー心も新たにして、結婚して家庭を築き、更に今を犠牲にして我武者羅に働くのみ。

出世するため、更に稼ぐために、家庭を捨てて頑張るか。





30代・・・

でもここにも、より良き未来なんてもんは無かった。

更により良き未来のために、子供を教育することを捨てて働くか。





40代・・・

ここも、地獄です。

より良き未来のために、住宅ローンに堪え、歯を食いしばって働くか。





50代・・・

ここにも、より良き未来はありません。

更により良き未来のために、今をより良くすることを諦めて働くか。





60代・・・

さんざん過去を犠牲にして、より良き未来とやらが、やっとやって来ました。

でも、年金は有りません。

旅行しようにも体が動きません。

一体ここのどこがより良き未来なんだろうか。

今有るものはと言えば、幾ばくかのお金と、それを使いこなすことが出来ない動かない体と、もはや「自分のやるべきことは何か」ということすら考えられない錆び付いた脳みそと、飼い慣らされ過ぎて闘争心も湧かない、夢も希望も失ったぺちゃんこの精神だけなのです。

こんなんじゃー、何もできやしない。

ねえ先生!





長年に渡り、より良き明日を信じて、今を犠牲にして生きて来たけれど、より良き未来なんてものは無かったのですね。

幼き頃、楽しい一日一日が永遠に続き、そんな日々の連続の一生を過ごせるんじゃないだろうかと、そうなったら最高じゃないだろうかと、そう思えたけれど、教師や親や世間は、そうはさせてはくれなかったのです。

希望に胸ふくらませ、夢見るキラキラ目の我は、今日一日を捨てるという不条理を押し付けられ、どんより目となったのです。

「その日その日が楽しければ、勉強なんてしなくていいじゃないか」と言ったホッペは、教師や親につねられて、真っ赤にされたのです。





であるのにですよ、こちらに犠牲を強いた教師や親は、死に際に、「より良き未来はどこに有ったんだ」とほざくのです。

おまけには、「私の悲惨な過去を返せ」と言いながら死んで行くのです。

「私に犠牲を強いた教師や親や世間に騙された」と言いながら死んで行くのです。





そんな死に方をされても、もう遅いよ。

こちとらもう、死の3歩前まで来てるじゃないの。





しかも、あなたに教わったとおり、忠実に我が子にも犠牲を強いてしまってるじゃないの。

もう、どうしようもありません。





祖父母は親へ、親は子供へ、子供は孫へと犠牲を強いる、こんな悪循環の中には、未来を見据え、現状を的確に把握、分析し、人に知らしめ、警告する、そんな頭の冴える気の利いた人物は一人も居ないのです。

死ぬほどの思いをしながら、血反吐を吐きながら、全てを犠牲にしながらも、勉強に没頭してきた連中が、こんなことにさえ気付かないのです。





今なんて犠牲にする必要は無い。

今は楽しく生きるものなんだ。

ってことに、誰も気付かない。





我らが楽しく生きられないという、発想をしてしまう理由はこれではないでしょうか。

お金です。

お金が無いからです。

お金がないから、そんな貧困な発想に陥ってしまうのです。





じゃー、我らはお金を掴むしかないか。

それとも、お金を諦めるかのふたつにひとつか。





お金を掴むか諦めるか、これが出来ないようなら、残される方法は、こう考えることです。

今を楽しむ。

今を楽しむんだ。

我慢して働いている、苦しい今を楽しむんだ。





明日死んだとしたら、こんな我慢している今でさえも味わえなくなります。

腹が立ったら、怒っている今の感情をも楽しむのです。

ああ、怒りってこういうものか、怒るってことは、俺は今、生きているんだ、って。

ああ、後何回こんな幸せな怒りに触れられるだろう、って。

そう考えるのです。





楽しめったって楽しめない、どうしても現状が辛いと言われるあなたへ!

現状がどうしても辛いなら、現状を好きなことと思えば如何でしょうか。

仕事と思うな好きなことと思え、です。

仕事と思うから辛いんです。

好きなことをしている自分の人生だ、と思えばいいのです。

ザッツマイライフ、イッツマイライフ、仕事と思うな、それが我が人生です。





更に、好きなことと思うような、そんな、自分を騙すようなことは出来ないと言われるあなた、では、本当に好きなことを探したらどうですか。

やりたくなきゃ、別に辞めたっていいじゃないですか。

自分の人生は、別に嫌いな仕事をすることだけじゃありません。

でも、自分を騙す、もし、そう思うことが出来るなら、そうする方が辛くありません。

現状を好きなことと思ってしまうのです。

これが我が人生と思ってしまうのです。





勉強と思うから辛いんです。

勉強と思わなければいい。

自分の好きなことと思えばいいのです。

ザッツマイライフ、イッツマイライフ、勉強と思うな、それが我が人生です。





好きなことと思うような、そんな、自分を騙すようなことは出来ないと言うのなら、本当に好きなことを探せばいいのです。

やりたくなきゃ、別に止めたっていいんです。

自分の人生は、別に嫌いな勉強をすることだけじゃありません。

自分を騙すこと、そう思うことが出来るなら、そうする方が辛くありません。

現状を好きなことと思ってしまうのです。

これが我が人生と思ってしまうのです。





人の顔がお金に見える、だって。

人を見れば泥棒と思え、だって。

いや、人を見れば人生と思え、です。

人をお金と思うから辛いんです。

だから、気持ちが殺伐として来るんです。

人を泥棒と思うから辛いんです。

だから、体が寒気を覚えて仕方が無いんです。

人を見れば、人生と思うのです。





彼らも、あなたと同じぐらい重い人生を背負った同じ人間です。

あなたと同じぐらい、尊重されるべき人生を送っている人間です。

その人の人生を思いやってください。

その人の人生を尊重してやってください。

そうすればお互い、人生なんてちっとも苦じゃない。

 

 


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