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ひとり映画シネマレビュー トイ・ストーリー3【3D吹替版】
2010年8月29日(日)鑑賞
映画トイ・ストーリー3【3D吹替版】を観た。
トイ・ストーリー3
かいつまんでストーリーを言えば、ご主人様に飽きられたおもちゃがたどる運命やいかに、ということになる。
それもそのはずご主人様のアンディはもう17歳にもなるのだから。
おもちゃが必要な歳ではない。
さて、我々サラリーマンも会社の社長に飽きられ見向きもされなくなったらどうなるか。
愛情もかけられずに必要とされなくなったらどうなるか、とシンクロしてしまう。
映画トイ・ストーリー3では、
(1)保育園に寄付される、
(2)屋根裏部屋にしまわれる、
(3)ゴミとして捨てられる、
という、おもちゃがご主人様に飽きられた以後に進むべき3つの道が示される。
我らサラリーマン・ストーリー3にたとえれば、
(1)どこか関連会社に追い出される、
(2)どこか書庫みたいな日陰の部署で干される、
(3)スパッとリストラされる、
となるだろうか。
映画では、我々はアンディのおもちゃなんだからアンディの元にいるのが定めだ。
的な発言がおもちゃ側から上がってくる。
サラリーマン風に言えば、我々は社長の愛玩動物なのだから社長の会社にいてこそ意味があるのだ、ということになろう。
なんとも不憫であろうか。
涙を誘う場面であろう。
そうだ、そうだ、我々はアンディのおもちゃなんだ。
とおもちゃ達が口をそろえる場面もある。
もう、制止したくなるほどのいじらしい忠誠心である。
映画の冒頭にアンディに触れられて喜ぶおもちゃが描かれる。
あれこれと作戦を考えてやっと触ってもらったという設定。
サラリーマンでいえば、いっぱいゴマをすったり仕事を死ぬほど頑張って実績を出して、社長からやっと声をかけられた、とまあ、こんなものになる。
はてさて、そんな健気なおもちゃたちの運命は・・・
結論と言ってしまえば、ご近所のおもちゃを大事にしてくれる子どもにもらってもらうということになる。
サラリーマンなら、別の会社に貰ってもらい別の社長のために頑張って働かせてもらう、ということになろう。
なんという、むごたらしい映画であろうか。
おもちゃである以上、おもちゃ以外の人生はない。
おもちゃ以外にはなれない。
という、残酷な現実をつきつけるのだから。
一方、サラリーマンにもサラリーマン以外の人生はない。
サラリーマンはサラリーマン以外にはなれないのである。
ピクサー製作のアニメーションだから、映像や物語性はケチはない。
トイ・ストーリー、トイ・ストーリー2と、おもちゃの現役時代の悲哀、でもおもちゃとして頑張れるという生きがいのよのなものが描かれていた。 トイ・ストーリーより14年。
トイ・ストーリー2より11年。
トイ・ストーリー3ではおもちゃの晩年、すなわち、いかにしておもちゃとしての最後を飾るかが描かれる。
ウッディ:声優トム・ハンクス(日本語吹替版声優:唐沢寿明)
バズ・ライトイヤー:声優ティム・アレン(日本語吹替版声優:所ジョージ)
サラリーマンなら涙なくしては見れない1本であろう。
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