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女性の魅力!男性の魅力!異性に魅力がなくなった?
女性の魅力 男性の魅力
異性に魅力?
見た目は醜くとも食べればうまい。
外見が伴わないが、それでもとにかく生きなきゃならないというさだめなら。
人間は見た目じゃないよ。
中身だよ。
っていう論理を打ち立てなきゃならない。
てな具合に、不憫な容姿の我らは、大人びた思考を身につけざるを得なかった。
ちょっと待て。
我らって失礼だろう。
つつましく、お前だけにしておけ。
狭いよー。
って、不満たらたらのやどかりだって、年月が経てばしっくりと来た様子を振りましておとなしくなる。
誰だって、いつかは分相応に、ないものねだりは止めるのさ。
自分の持ち物はこれにてござーい。
って感じにさ。
さすがに、自分の持ち物に文句を言っても仕方がないかと気付くのだろう。
でも、そんな私でも、若かりし頃は、とにかく異性にはもてたかった。
もちろん、同性の中でも、なめられない確固たる地位を希求したもんだ。
売られた喧嘩はとりあえずは全部買った。
びびりながらも、なめられない一心で心臓をバクバクさせながら虚勢を張ったもんだ。
いや、異性の話だった。
これといって特定の誰かにもてたいっていうのがあったわけじゃない。
いや、あの子を振り向かせたい、っていう野望があったかな。
いや。
そうそう、あったあった。
ありました。
偶然に目があったかのように装って、じっと目を見つめて、見つめていられる幸せにしばし浸って、お前が好きなんだって分かってくれよ光線を発信してました。
意図的に。
うん、うん。
苦労してたなー。
うん、うん。
こそくだったよ。
そういう風に、誰かにもてたいっていう漠然とした気持ちもちろんあったけど、でも、すべての異性にもてたいという欲張りなところもあったな。
上下ジャージ姿で、怪しく暗闇をひとりさ迷った。
いやさ迷ってなんかいない。
ちゃんと、目的を持って走ってたんだ。
一カ月後の校内マラソンで完走がしたいっていう。
目指す理由は簡単だった。
異性の前ではぶざまな姿はさらせなかった。
私はフルマラソンをしたことがない。
校内マラソン大会止まりがいいところ。
で、あなたはマラソンを完走したことがありますか。
マラソンは、どこまで走るかが分からなければ、ペースも掴めないですよね。
てな理屈は、ご存知だろうか。
私はマイペースで行かせてもらうよ。
てなことを言う方に限って、マラソンをしたことがなかったりして、途中で息切れして、ばてばての醜態をさらす。
そもそも論だが、一度も一所懸命に走ったことがない方には、マイペースなんてのはあり得ない。
一度も完走したことがない人には、ペース配分なんてあり得ない。
人生もマラソンと同じだろう。
目標がないと、どこまでどのようなペースで走ったらいいのかが分からない。
そもそも。
目標も定めていないのに、どこまでマイペースで行くというのか。
勘違いして貰っちゃー困る。
マイペースとは、目標があり、一所懸命に走ったことのある人が、初めて口にできるせりふなんだ。
で、この目標設定が非常に難しい。
みんな森で迷子になっちゃう。
目標を見つけられた我らは、本当に選ばれし者としか言いようがない。
ほら、見てよ。
森の中はぐちゃぐちゃよ。
さて、最近、異性にもてたいとは思わなくなってる自分に気付く。
さては異性に魅力がなくなったのか。
そうか、異性の方が一方的に魅力を剥落させたんだな。
女性の魅力がなくなったんだ。
ついでに男性の魅力もなくなったか。
だから受け手は何も感じななくなった。
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