理想とするライフスタイルイメージ
さて、理想や現実はともかく、
我々が普段生きて行く上での、敵とは一体誰になるのでしょう?
題名 - 理想とするライフスタイルイメージ
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ちょっと立ち止まって、「孫子の兵法」へと真剣にアプローチしてみれば、
何でもかんでも、戦えばいいっていうものでもなかったのですね。
「敵」に負けるべき理由が存在し、「己」に勝つべき理由が有る場合にのみ、
初めて百戦危うからずだったのですね。
「この度、新製品を発売することとなりました」
「市場は、これを欲しています」
この場合は勝つのです。
「この度、新製品を発売する運びとなりました」
「市場のことは存じておりません」
この場合は、売れるかどうか分かりません。
五分五分の勝負ということです。
「我が社が何を販売しているのか、市場が何を欲しているのかは、まったく承知しておりません」
この場合は、間違いなく負けるのです。
診療台に横になり、歯の治療を受けながら、ふと思います。
理想とするライフスタイルは、どのようなイメージだろうか、と。
歯科医院と住居を兼ねた、この建物では、院長先生はおじいちゃん、副院長先生はお父さん、受付係りはお母さん、
そして、ぼくちゃんはと言えば、そこら辺を自由に駆け回って、楽しそうに遊ぶのです。
題名 - 読書感想文の書き方で人生が変わる
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休診日は、日曜と祝祭日。
診療時間は、途中1時間の昼休みを挟んで、朝9時から夜8時まで。
土曜日は、1時間半の昼休みを挟んで、朝9時から夕方5時まで、と。
豪邸とは呼べないけれど、モダンで落ち着いた、
3階建ての自宅兼診療所。
ちょっと贅沢しているな、と思わせるところは、これは飽く迄、目に見える範囲だけのことなのですが、
駐車場に置いてある外車2台というところでしょうか。
きっと、おじいちゃんとお父さんの趣味とするところなのでしょう。
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ここでは朝から晩まで仕事漬け、
家族旅行なんかする暇は、無さそうです。
でも、短時間の観察なのですが、いつも家族が一緒に居ることができて、
笑顔が絶えず幸せそうなのです。
住居兼職場は、24時間親の教育の場であり、保育所であり、幼稚園であり、小学校であり、
24時間大好きな家族と一緒に居られる、親子触れ合いの場だったのです。
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さて、理想や現実はともかく、我々が普段生きて行く上での、敵とは一体誰になるのでしょう?
消費者でしょうか?
経営者や富裕層や上流階級でしょうか?
政治家や政府高官でしょうか?
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それとも、ちょっと哲学的に、“己”としておきますか?
などと様々と思い付きますが、ここでは“世の中”としておきましょう。
では、その世の中は一体どうなっているのでしょうか?
「はい、お金が無いと生きて行かれないようになっています」
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「敵」は、“世の中”、お金が無いと生きていけない。
この敵に、負ける要素が存在するか?
「お金が無ければ生きていけない」のだから、
お金が有るとか無いとかを意識させない程の、多くのお金を稼ぎ出すか、
それとも、まったくお金が無くても暮らせるような、
そんな価値観とライフスタイルを獲得してしまうか、そのどちらかになりましょうか。
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「己」とは、当然のことながら、“自分”のこと。
では、その己を知るとはどういうことか?
自分の能力や力量、器量を知ることか?
それとも、自分の限界を知ることか?
そう、様々と考えられる中で、やはり「己」とは“自分の限界”か?
究極のところ、「己」のことで確実に言えること、それは、“自分は必ず死ぬ”ということなのです。