自分探し厨の深層心理てすと【価値観辞典】

幸せの方法!幸せの法則!なる方法

【敵を知り、己を知らば百戦危うからず】を、

誤って解釈すれば、このような事態にもなってしまうでしょう。

題名 - 幸せの方法!幸せの法則!なる方法
投稿


我々は、物事を考える際、何らかの取っ掛かりを持たなければ、

漫然としてしまって、取り留めを無くしてしまいます。



指針的なものが有ったらば、本当に助かるのですが。

そこで、幸せの方法の登場です。



「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」



これの、「敵」に“会社”という言葉を当てはめ、「己」に“自分”という言葉を当てはめてみれば、

会社に於ける自分の幸せを追求できるという寸法になっています。



会社や上司が欲しているものを把握し、

その上で、自分の能力や処世術を駆使すれば、退職までの安泰も危うからず。



「敵」を“就職したい会社”とし、そこへ己の価値ある個性をアピールすれば、

就職時の幸せも危うからず。



「敵」を“市場”とし、自社の製品が売れれば幸せで、

売れなかったら不幸せという、直球勝負をしても危うからず。

題名 - 幸せの方法!幸せの法則!なる方法
投稿


しかし、自社製品には精通すれど、消費者や市場のことには全く疎いとなれば、

結果は売れたり売れなかったりします。



消費者の傾向や消費動向、市場の販売額や販売量、市場規模や市場予測、流通方法や市場シェア、

消費者の購入額や消費量などを、まったく知らないのですから無理もありません。



むしろ、そんな状況下で売れることの方が、不思議な位。

我が商品の優位性、優秀性を説けば、相手がどう在れ、売れる場合も有るということなのでしょう。


題名 - 幸せの方法!幸せの法則!なる方法
投稿


自己を知っていて相手を知らない場合で、売れたり売れなかったりなのに、

自己も相手も知らないとなれば、一体どうなってしまうのか?



手持ちの商品情報もろくに知らず、今からまさに売り込もうとする相手の状況、

何をしている人なのか、家族構成は、またその嗜好はどうなっているのか、



を知らずして何が売れるというのでしょう。

そんなもの、売れる訳がありません。

題名 - 幸せの方法!幸せの法則!なる方法
投稿


水が豊富に有り、環境汚染も無い時代のお話。

「我が社は、水を商品として売り出すことにした」



「企画に続いての参加なので、商品には熟知しており、

また、市場や消費動向等も十分に調査できております」



「これで、敵を知り、己を知ったという状況を、創り出せた訳だ」

「後は、市場に戦いを挑んで、ガンガン売りまくるのみ」

題名 - 幸せの方法!幸せの法則!なる方法
投稿


【敵を知り、己を知らば百戦危うからず】を、誤って解釈すれば、

このような事態にもなってしまうでしょう。



己である水の商品を十分に知ることは出来た。

水は、食堂などでサービスとして出され、無料で無限であり、



安全なものであると、日本では思われている。

よし、敵である、市場のことも十分知ることが出来た。

これで【己を知り、敵を知り】の完成です。

題名 - 幸せの方法!幸せの法則!なる方法
投稿


と、そんなことを知ったところで、水は売れないのです。

今でこそ、安全な水の確保は、自らでしなければならないことやら、



また、お金を出してでも手に入れなければならないこと等は、

知れ渡っていることですので、まだ戦えるというものですが、



水が豊富に存在し水質汚染も無い時代と来れば、売れる訳がないのです。

題名 - 幸せの方法!幸せの法則!なる方法
投稿


「敵」である“消費者”に、安全で美味しい水が欲しいという、負ける要素が存在し、

「己」である“水の商品”に、安全で美味しいという勝てる条件が揃った場合にこそ、危うからずなのです。



「敵」が、水を欲していないところへ、

「己」だけ勢い込んで、水を以って戦いに挑んだとしても、勝てる訳がないのです。

前のページ < 一覧 > 次のページ