自分探し厨の深層心理てすと【価値観辞典】

あなたは一生できる仕事側の人間に

自分の思い通りにならない

一生できる仕事の反対側を明示的にあちら側だとする。

題名 - あなたは一生できる仕事側の人間に
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一生できる仕事?あなたは一生できる仕事側の人間になれる


一生できる仕事



自分の思い通りにならない一生できる仕事の反対側を明示的にあちら側だとする。

そうすると自然に、こちら側は自分の思い通りになる一生できる仕事側となるだろう。



はたしてあなたはどちら側にいるだろう。

失礼ながら、自分の思い通りにならない一生できる仕事じゃない方、あちら側にいるんじゃないだろうか。



本音で語ろうとした、私がバカだった。

しょせん、会社の人間関係なんてもんは、一生できる仕事という同じ価値観で集まった訳じゃなかったんだ。



会社から与えられたという一生やらされる仕事、本当に、不自由な理由から一緒になってるだけなんだ。

なぜ、私にも自信と勇気がなかったんだろうか。



私も、一生できる仕事、やりたいことさえやれてれば、きっと、一生できる仕事側の人間になれてた筈なのに。

先程まで、愛想笑いで顔が引きつっていたのに、誰の救いか分からないけど、劇的な環境の変化には本当に感謝している。



プロ野球選手やベンチャー企業の社長や作家などの一生できる仕事をしている人々に囲まれて、本当に私はラッキーだ。

でなかったら、永遠に、こちら側には、すなわち一生できる仕事側へは来ることはなかっただろう。



一生できる仕事側の存在さえも、知らなかったかもしれない。

同僚との会話では、埋めようのない深い溝の存在を知ることになった。



やつはもうダメだ。

あんな環境に浸ってたら、一生、あちら側からは抜けられない。


題名 - あなたは一生できる仕事側の人間に
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しばらくすると、同僚を含め、数人がリストラされたもようだ。

同僚は、鳩が豆鉄砲を食らったかのような顔をして、まるで、この世の終わりでも来たかのようだ。



「我が社には、楽をする人間は要らない」

「安全思考の人間は必要ない」



と、誰かが言ってる。

安全を求めて入社した筈が、会社から一生できる仕事人間しか要らない、安全思考の人間は要らない、と言われてしまったのだ。

題名 - あなたは一生できる仕事側の人間に
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リストラされた同僚は、再び安全な生活を求めて、求職活動を開始した。

だけど、あれほど楽をしたがってたのに、一生できる仕事側の対極にある過酷な労働を強いられる羽目になろうとは。



面倒臭いことをさせられて、居心地は極めて悪そうだ。

嫌なのに、一生できる仕事じゃないのにしなければならないという絶対矛盾。



同僚が回避しようと思えばできる筈なのに、もはや彼には、そんなことを考える暇さえもないようだ。

本当に、一生できる仕事の対岸、あちら側の人間はかわいそうに。

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